#断捨離で捨てなきゃよかったモノ 体温計の説明書
家電や組み立て式家具の取扱説明書は大抵ネット上に電子版がある。なので、紙の説明書を捨ててしまっても、検索すれば読むことは可能である。
ゆえに、私は保証期限が切れていない保証書以外は、殆ど捨てていたし、それで困ったことはなかった。
しかし、唯一捨てなければよかったと思うものがあった。
電子体温計の説明書だ。
もちろん、説明書を捨てる前に実際にインターネット上に商品の型番と同じ説明書がダウンロードできる状態になっているのを確認してから捨てた。メーカーが倒産でもして公式ホームページが閉鎖しない限り、何の問題もないはずだった。
が、体温計の出番というのは「熱っぽいな~」と思うとき。つまり、病気で体調が悪い時だということを忘れていた。
「ちょっと風邪っぽいかな?」くらいなら問題ないが、高熱で息も絶え絶えになっている時は要注意である。
あれは胃腸炎による熱で意識が朦朧とし、全身の痛みに襲われている時だった。
電子体温計を取り出してお尻のボタンをカチカチ押すが、うんともすんとも言わない。電池切れだ。予備の電池は買ってある。ここまではいい。しかし、交換しようとしたら電池はかっちりと隙間なく体温計内にはまっていて、ひっくり返しても出てこなかった。爪でカリカリしたり、逆さまにしてパンパン叩いてみたり、押したり引いたりしてみたけどやっぱり出てこない。見える範囲のネジはとっくに全部外してしまっている。かくなる上は、隙間からドライバーをねじ込んでてこの原理で出そうかとも思ったが、壊してしまっては元も子もない。
何か交換の手順があるはずだ。そう考えて説明書を見ようとして気が付いた。
「捨てたんだった」
平時ならいざ知らず、熱で頭がもうろうとしているときに、PCを立ち上げて体温計の型番を読み取って打ち込み、さらに検索結果の中から該当のページを探し出すのは重労働以外の何物でもなかった。
なんとかたどり着いて無事電池交換もできた(ちょっとコツのいるやり方だった)が、これからは病気のときに使う物の説明書はあまり捨てないようにしようと思った。
なお、捨てなきゃよかったものはあと5個ある。
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