セミリタイア決断に影響を与えた人物二人
ごきげんよう、ヤモリです。
今日は私がセミリタイアを決意するまでに影響を受けた二人の人物を紹介したいと思います。
人生よよよ氏
「熱血硬派!人生よよよの貧乏セミリタイア塾!」のブログ主にして、セミリタイア界の大御所(?)なのでご存じの方も多いはず。2017年に29歳で退職して以降、セミリタイアを継続している男性です。
彼のブログは歯に衣着せぬ毒舌を織り交ぜながらも、着眼点や視野の広さで物事の真に迫る記事をいくつも書いています。毎日更新でどうしてこれほど書けるんだという長文を最後まで飽きずに読み切らせてしまうストーリーテリングのうまさは嫉妬するほどの才能です。
よよよ氏は杵築市に住んでいるのですが、この自治体もセミリタイア界では知る人ぞ知る頻出単語です。
大分県杵築(きつき)市。月一万円以下の賃貸物件がごろごろあるとセミリタイア志望者の間で話題になりました。一時期は月額1000円なんて物件も出ていたようです。もとはキヤノンやソニーの工場があって、そこの労働者を見込んだアパート群が工場の撤退とともに供給過多に陥ってしまったことが発端で激安となったようです。
当時、仕事がうまくいかないストレスで二回の突発性難聴を発症したり、仕事中に涙が止まらなくなって二時間個室から出られなかったりしていた私は、休日もどこかへ出かける気力もなくただぼうっと部屋で佇んでいることしかできませんでした。
そんな時このブログを読んで、
「そうか。杵築市に引っ越せば今すぐ仕事を辞めても生きていけるのか」
そんなことをぼんやりと考えていました。
いざとなったら逃げ道があると思うと人は頑張れるものです。
セミリタイアを本格的に目指すことを希望に、そのつらい時期をやり過ごしました。
今はまだ関東に住んでいますが、いざとなったら杵築市があります(笑)
飲茶(やむちゃ)氏
二人目は元サラリーマンで哲学書を読むために退職後、哲学に関する著書を発表したりアドバイザーをしている現在は作家兼会社経営者の方です。飲茶というのはハンドルネームで本名は不明。こちらも男性ですね。
突然ですが、こんなことを考えたことはありませんか?
「人間はなぜ生まれるのだろう。使命はあるのだろうか?」
私はあります。といってもこんなにかっこいい文脈じゃありませんでしたがw
「生きることはとても苦しいのに、なぜ自殺は悪いことなんだろう?」
人は暇すぎるか辛すぎると哲学に目覚めるのかもしれません。
とにかく私は目の前の理不尽な辛さに理由を求めずにはいられませんでした。
何かの義務や目的があって生きなければならないのだろうか。
だとしたら、それは何で誰が決めているのか?
その答えを求めるうちに哲学書に行きついたのですが、これが難しすぎて全く読めませんでした(笑)そんな難解な専門書を初心者にもわかりやすい言葉でかみ砕いて説明してくれる飲茶氏のブログはまさに天の助けでした。夢中で読み漁り、電子書籍も購入しましたが、今も私の人にお勧めしたい名著ベスト3に入ります。
ただ、この方はセミリタイアをしようと思って会社を辞めたわけではありません。
あとがきから引用します。
私が、会社を辞めようと決断したのは、図書館での出来事がきっかけです。図書館の本棚に並ぶ本を見て、こう思ったのです。
「ああ、世の中には、先人たちの知が詰まった面白い本が、こんなにもたくさんあるんだなあ。でも、今のような忙しいサラリーマン生活を続けていたら、これらの知識に触れることなく、死んでいくんだろうなあ」
そう思うと、急に居ても立ってもいられなくなり、思いきって、会社を辞めてしまいました。
飲茶. 哲学的な何か、あと科学とか (二見文庫) (Kindle の位置No.3103-3108). 二見書房. Kindle 版.
その後は生活のためにかえって忙しく働くことになり後悔したとも言っていますので、衝動的な行動だったようです。
これを目にしたとき、私の中に熱い何かが宿りました。
この頃、私にとってセミリタイアというのはふわふわとした夢のようなもので、いくら貯金を貯めたところで結局はセミリタイアを選ぶことは自分にはできないだろうと思っていました。でも、この数行の文章にはそれを一変させるだけのものがありました。
辛いことしかないように見える今だけど、本当は知りたいこともやりたいこともたくさんある。それをしないままで死んでしまってもいいのだろうか?
ポイントは作家業として今はお仕事をされているところですね!
私も文章書きを目指したいという夢がありますので、飲茶氏は私の理想のモデルケースということになります。こんな生き方がしたかったんだという正解を見つけてしまったことが、私がセミリタイアを決意した理由の8割かもしれません。
長くなりましたが、これからセミリタイアを目指す人の参考になれば幸いです。
以上、ヤモリでした。
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