1000万~5000万円でセミリタイアすると生活費はいくらになる?【4%ルールでFIRE試算】
ごきげんよう、おひとり様セミリタイア中のヤモリです。
巷で流行りのFIREは生活費×25年分の資金があればセミリタイアできるとされています。今日はセミリタイア資金ごとの生活費について書いてみました。
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セミリタイア資金3000万円なら生活費は月10万円+α
下図はリタイア資金ごとの推定生活費を計算したものです。
これは4%ルールで運用・取り崩しをした場合を想定して、総資金額の4%をさらに12か月で割ったものになります。
セミリタイア資金3000万円なら月の生活費は10万円になりますから、切り詰めれば賃貸の一人暮らしでもぎりぎり可能な水準です。
セミリタイア資金2000万円になると、月に6.6万円が自由になるお金ですが、実家・持ち家があったり杵築市(こちらの記事参照)のような家賃の安い物件が必要になってくるでしょう。
もちろんセミリタイアで多少の収入を稼ぎ続けるなら生活費を増やせるので、月に5万円をパートで賄って10万+5万円で暮らせるなら、ほとんどの人が無理なく一人暮らしを続けていくことができるでしょう。
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現金クッションの予備費も含めた場合
上記はリタイア資金を全額年利4%で運用する必要がありますが、相場はいい時もあれば悪い時もあります。現金クッションは相場が悪化してしまった時に備えて準備しておく予備費のようなもので、概ね生活費の5年分があれば足りるとされています。
さきほどのセミリタイア資金に現金クッション(予備費)を含めたのがこちらの表です。
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年間生活費×25年分あれば95%の確率で元金を減らさずに生活できる
年間生活費×25年分は、以前にもご紹介した『FIRE 最強の早期リタイア術 』の著者クリスティー・シェン氏の提唱する4%ルールに基づいて導き出されたセミリタイア資金の考え方です。
これはセミリタイア資金を年間4%の利益が出るように運用することで、運用益だけで生活し続けることができるからなんですね。クリスティー・シェン氏の集めたデータによれば過去にこの方法で元金が割れてしまった人はたった5%で、それ以外の95%は元金を減らさずにいられたのだとか。
95%の成功率なら十分に高い数字ですが、それでも残りの5%の失敗確率に備えるために、現金クッションという予備費を推奨しています。
頭ではわかっていても現実は……
私、ヤモリは3500万と数十万円でセミリタイアをスタートしているので、生活費が10万円以内なら現金クッションを含めてもアーリーリタイアが十分可能ということになります。しかし、現実には資産の運用比率は5%に満たず、ほとんどの資金が現金のまま預金口座に眠っています。
理論上は95%の成功率とわかっていても、いざ投資するとなると3000万円もの大金を一括で投じるのは怖いもの。ちびちび積み立ててはいますが、65歳の年金受給まで28年程度であることを考えると「このまま取り崩しで逃げ切れるなら投資はしなくても……」と思ってしまいます。
週3で仕事を続けていて定期的な入金が見込めるのも投資に踏み切れない理由かもしれません。ブログを続けていると私のように現金のまま保有してしまっている人は意外と多いんだなと感じました。
4%ルールを取り入れる場合は、早めに積み立てを始めた方がこのような悩みに陥らずに済むかもしれませんね。
関連リンク:いくら貯める?おひとり様のセミリタイア資金の考え方 - ヤモリ式おひとり様セミリタイア術
以上、ヤモリでした。
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