セミリタイアのためにスキンケアを見直したら年間6万円を削減できた話
ごきげんようヤモリです。
今日はセミリタイア資金を貯めるうえで特にコストカットしにくかったスキンケア用品について、私が節約に踏み切れた理由とその方法を紹介します😄
化粧品代が節約しにくい理由
スキンケアは贅沢品ではなく必需品だからです。
(一応男性読者のために説明しておくと、ファンデーションや口紅のような見た目を装飾することが目的のものをメーキャップ化粧品と言い、化粧水や乳液のような肌の調子を整える目的のものをスキンケア化粧品と言います。シャンプーや石鹸と同じイメージで、メーキャップ化粧品にこだわりがない人でもスキンケア化粧品を使っていないという人はあまりいないのではないでしょうか?)
加齢により新陳代謝が落ちてしまうのは仕方がない。でも、ケアしなかったことで今持っている肌の健康があっという間に失われてしまうことは避けたい。スキンケアは未来への投資なんです。
そしてまさにこの「未来のため」というのが投資額を削りにくいことの原因になっていました。化粧水や乳液をつけた直後に「あら、これはほかの商品よりも効果が高いわね?」 なんてことはわかりません。成分表をみて「ふむふむ、〇〇の含有量が高いならお得ね」とかもしません。じゃあ、何で判断するかというと、ファッション誌に紹介されてたとか、口コミサイトで人気NO1だったとか、ブランドイメージがオーガニックな感じでよかったとか、そういうふんわりした要素で判断していました。もっともらしいレビューも個人の使用感の域を出たことは書いていませんでした。
にもかかわらず直接肌につけるものなので下手に安物に手を出すのも怖いわけです。結果的にお値段がそこそこする有名ブランド品を購入することでお茶を濁していました。
スキンケア化粧品に求めるのは保湿力のみ
スキンケア用品には美肌成分とか美白効果を売りにしている商品もあります。
しかし、化粧品は「人体に対する作用が緩和なもの」と薬事法で定められており、肌を清潔に保ったり保湿する以外に明確な効果を持たせることはできません。美白効果のある薬品も存在しますが、効果があるということは人体に影響があるということなので、医師の処方箋が必要です。
このことを知ってから、私は化粧品に求める効果を保湿力のみに絞って考えることにしました😁。
「化粧品」とは、人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、又は皮膚若しくは毛髪を健やかに保つために、身体に塗擦、散布その他これらに類似する方法で使用されることが目的とされている物で、人体に対する作用が緩和なものをいう。薬機法第2条抜粋
なぜ保湿が必要なのか?
保湿が必要な理由=肌が乾燥するから
という単純な事実に目を向けてみました。
肌が乾燥するのは周りの空気が乾燥しているからです。
エントロピーの法則で言えば、水分はしっとりからカサカサ側に移動することはあっても、カサカサからしっとり側に移動することはありません。うるおいは常に肌から乾燥した空気へと拡散していきます。これを防ぐため、肌に水分を補い油膜を張って蒸発を防ぐのがスキンケア化粧品本来の役目だと言えます。
つまり、肌の乾燥を防ぐ機能にお金を出しているんです。
ここで発想を転換させてみましょう。
肌の乾燥を防ぎたいなら、水分の蒸発を食い止めればいい。
↓
空気が乾燥していなければ、蒸発は緩やかになる。
↓
部屋の湿度を上げれば、保湿力の高い高価な化粧品はいらない🥳
(そもそも金額に応じた保湿力の違いが本当にあるのか?は、一旦おいとく)
単純明快。
私のやったことは、化粧水や乳液にお金をかけるのをやめて加湿器を導入したことです。
特に冬はなにもしなければ30%以下にまで落ち込んでしまう室内の湿度を、60%まで引き上げることにしました。(湿度を上げすぎても外との湿度差に肌が順応できないので、適性は50~60%とのこと)この方法なら化粧品を付けた顔だけでなく髪・身体を含めた全身を乾燥から守れます。そして、お風呂上りや洗顔後などの特に水分が蒸発しやすいタイミングに、コスパの良いニベアクリームを使って油膜を張るようにしました。(ワセリンや天然オイルでもいいと思います)
私は化粧水を使っていませんが、ハトムギ化粧水なら500円で2か月は余裕です。
加湿器のコスパ(電気代)
パワーのあるスチーム式加湿器の場合、6畳ほどの部屋を加湿するのに使用する電気代は1時間あたり3.5~7円です。
夜19時に帰宅してから12時に就寝するまで6時間使用したとして、30日で525~1050円。乾燥の強い12月~4月までの6か月使用すると一本3千円の化粧水と乳液を毎月買っていた頃に比べて年間6万円以上の削減です。
高級化粧水&乳液 (3000円+3000円)×12か月=72000円
加湿器電気代 1050円×6か月=6300円
ニベア青缶(169g) 600円×3個=1800円
72000円-6300円-1800円=63900円
もっと電気代が安い超音波式は家電にとって命とりなカルキを飛ばしますし、気化式はパワーが物足りません。ハイブリット型も出てきているようなのでお好みで選べますが、超音波式だけは本当にやめたほうがいいです。テレビもスマホもパソコンも使っていない人以外は、家電の寿命が縮まって逆に出費が増えます。
加湿器のデメリット
加湿器はタンクの水を入れなおさなければいけないのが面倒です。1日に1回は重いタンクを持たなければなりません😟。また、スチーム式は蒸発皿にカルキがたまるので、定期的にクエン酸で溶かすなどのケアが必要です。お金はかからないけど手間はかかります😅
そして最大の欠点は、部屋にいるとき以外は効果がないことです。寝ている間だけでも助けにはなりますが、限定的と言わざるを得ません。私は内勤で勤務先のデスクにも小型加湿器を置くことができましたが、外勤の人や職場のルールで加湿器をおけない場合は化粧品の力に頼るしかないかもしれません…。
次回予告
今回は部屋の乾燥についてでしたが、次回はクレンジング(化粧落とし)による乾燥から肌を守るためにしたことを書きたいと思います。
▼後編
おひとり様セミリタイア生活が知りたいなら、人気ブログランキングへ☆