青いベンチ熱唱事件 ~築30年越えアパートの住み心地~
ごきげんよう、ヤモリです。
過去記事でも何度か触れていますが、今住んでいる築30年以上の賃貸アパートは、立地や間取りは気に入っていますが壁が薄いという特徴があります。
本日はそんな築古物件で起こった事件について書きます。
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青いベンチ熱唱事件
前述のとおり、壁が薄いため隣室の音が響きやすいです。
住人は単身者ばかりですから、話し声は聞こえないもののBGMの音楽やテレビの音はわりと筒抜けになっています。深夜にバカ騒ぎしているわけでもないのでこれについてはそんなに気になりません。しかし、ある晩事件は起こりました。以下、フェイクを入れつつ再現です。
深夜。自室にて。
歌声「君は来るだろうか~ 明日のクラス会に~♪」
どこからともなくサスケの青いベンチがアカペラで流れてきました。
名曲ですよね。私も好きです。これが深夜、壁の薄いアパートの一室に響き渡ったのでなければ歌声に癒されていたことでしょう。突然のことに私の思考は一瞬停止しました。
多分、こんな顔をしていたと思います。
一瞬、状況を理解できませんでした。
直前まで飲み会をしているような気配もなく本当に静かな夜で、そろそろ日付も変わりそうだし就寝しようかなと思い始めた時分でした。
ヤモリ(以下ヤ)「……幻聴?🤔」
歌声「半分に折り曲げた~ 案内をっ もう一度見る~♪」
幻聴ではありませんでした。
歌声は引き続き、切ない歌詞を響かせています。
音の方角的におそらく二階の住人が動画生配信とかをしているのではないかと瞬時に推測しました。しかし、最初に申し上げた通りこのアパートの壁は薄く、テレビや電話の話し声も耳を凝らせば聞こえてしまいます。アカペラとはいえ熱唱すれば、歌詞まで聞き取れるほど丸聞こえなのは言うまでもありません。
とりあえず歌声を聴きながら友人にLINEしました。
ヤ「二階の住人がサスケの青いベンチを熱唱し始めた😥」
友人「マジで?」
ヤ「壁が薄いから丸聞こえ」
友人「ヤバいな。だから変に安い物件はやめとけって言ったんだ」
友人には物件を見つけたときに「家賃のわりに条件がよくて、いい物件見つけちゃったんだ~🥰 築古物件マスターと呼んでくれていいよ😊」とドヤ顔してしまったことが悔やまれます。ありがたい忠告も今となっては後の祭り。隙間風が吹くとか虫が出るとかなら築古だししょうがないよね~と飲み込みようもありますが、深夜のサスケはさすがに想定外です。
住人による騒音は管理会社を通して注意してもらうこともできますので、「明日になったら電話しようかな。いや、まだ一回目だし、もうちょっと様子見ようか」などと思案していました。
ヤ「これだけ大きな歌声だと私じゃなくても誰かが苦情を入れそうだけど、誰も気にならないのかな?
……え?もしかして日常なの、これ?」
ヤ「これはとんでもないところに引っ越してきてしまったかもしれない😧」
また引っ越しするハメになるかも?と最悪の事態も想定しますが、取り合えず歌が終わるのを待ちました。
歌声「会いた~くて~仕方なかった~ どこにい~ても~なにをーしてーてもぉおお~♪」
ビブラートともに歌が終わり、再び部屋に静寂が戻りました。
ヤ「終わった…」
歌声「夕方の雲が~♪」
二番が始まりました。
まさかのフルコーラスです。
再び友人に報告。
ヤ「まさかの二番が始まりました」
友人「精〇的にやばい奴が住んでるんじゃないのか?刺される前に逃げた方がいいって」
ヤ「そんな大げさな。ただ歌ってるだけだし音量さえ気を付けてくれれば…」
歌声「この声が~枯れるーくらいに~♪」
歌声「君に好きと言えばよかあったぁああ~~♪」
ヤ「それはやめて😭」
その後。
歌声の主が歌える物件に引っ越したのか、歌うのをやめたのかはわかりませんが、幸い歌が聞こえてきたのはその一晩だけでした。数か月がたった現在も夜間の静寂は保たれています。もしかしたら、その人も引っ越してきたばかりでこんなに壁が薄いとは思わなかったのかもしれませんね😅
以上、築古物件レポートでした🤗
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