個人年金保険は解約すべきか?
4年ほど前に加入した個人年金保険を解約しようかと思っています。
もともと、保証は目的ではなく節税分込みで定期預金よりはマシ、という程度の期待で、投資信託よりも利率がよくないこともわかっていた。
じゃあ、なんで契約したのか?
→狼狽(ろうばい)売りの前科があったからです…!
まだ20代の頃、FX×リーマンショックで100万以上損した経験がある。
トレードではなく、スワップポイント(金利)狙いで長期を目論んでいたにも関わらず、リーマンショックであっさりと紙飛行機のように連日どこまでも下がり続けるチャートを見て3日目には全額引き出しました。
もうね、生きた心地がしない。
ずっと心臓バクバク。ホント無理。
このままどこまでも下がり続ける気しかしないw
そして、最後のほうは上がるか下がるかとかどうでもいい。この状態から抜け出して精神的安定を得たい、というそれだけでしたw
結果、100万円以上の損失を出して、「もう二度と投資はやらない!堅実に行く!」と決意を固めたのです。
クレジットカード払いさえ避けて現金主義を続け、給与は普通預金にひたすら突っ込むという徹底ぶりでした。トラウマになってますね。
が、貯金が溜まってきてまとまった額になると、やはり金利が気になってくるものです。
普通預金でもみずほ の0.002%と楽天の0.1%じゃ、100万円預けたとして20円と、1000円の差が出る。1000万預けてたら200円と1万円。コンビニおにぎり2個か、豪華ディナー。この差はでかい。
金利の力を実感するようになった。
で、そんなときファイナンシャルプランナーが進める個人年金型生命保険を知った。
30年ほど積み立てると110%くらいになって戻ってくる。しかも上限枠使い切れば年8000円程度の税額控除もある。年末調整のときに会社に書類提出するだけで8000円のバイト代なら安い!何より元本保証。投資じゃないから、過去に味わった暴落のやばさとは無縁でいられる…!
そんな腹積もりで契約した。
投資が一切選択肢になかった当時は確かにそれは最良の選択だったが、時は流れさらに心境が変わってくる。
まず、勤務先の会社が企業型確定拠出年金(DC)をやっていたことがきっかけ。給料の一部が毎月拠出されるので最初は定期預金に突っ込んでいたのだが、個人年金もあるし確定拠出年金くらいは最初からないものと思って冒険してみるか~と、オープン型投資に切り替えた。
1年目は見事にマイナスw
でも、気にしなかった。最初から「ないつもり」なので、4~5万のマイナスを出しても、0円になるまではまだまだぜ~んぜん余裕あるし~って思ってた。年一回くらいのレポートが来るとき以外は放置で忘れていた。
それがですよ、徐々に復活してきて、4~5年目には含み益が10万円以上になった。直近一年の利率は22%を超えていた。
うーむ。宝くじより当たる確率が高いのでは?
そして、コロナの暴落を機にインデックス投資も初めてみた。月額500円からw
お菓子を500円分買って食べたつもりのお金だったので、これも減ろうが増えようが気にならなかった。まあ、500円なんてガチャすればあっという間ですよ。
これも、素晴らしい回復と利率を見せつけてくれた。
もちろん、この先また下がるかもしれないんだけど、意外と自分が含み損が出てても平気でいられることを知った。
まあ、狼狽売りした時はほぼ全財産突っ込むとか馬鹿なことしてたしね…
現金比率が十分高ければ冷静でいられるので投資もありだな~と思ったわけです。
流動資金を持ってたほうが、暴落の時買いませるという心の余裕も持てるしね。
今、個人年金保険を解約すると元本割れはしちゃうけど…それもインデックス投資で60歳まで運用すれば多分取り戻すことは難しくない。
60歳になったとき、また暴落を迎える可能性はあるけど、その前に年金と合わせて10年くらい生活費には困らないくらいの金額を現金化しておけば慌てることもない。
というわけで、解約します。
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