セミリタイアのよくある失敗例7つをまとめてみた
ごきげんよう、おひとり様セミリタイアラーのヤモリです。
今日は、世間でよく言われているセミリタイアの失敗事例7つと、それぞれ私がどのように考えて対応しているかを書き出してみました。
- 1 セミリタイアの幸福感が消えてしまう
- 2 孤独と退屈に襲われる
- 3 移住先の生活があわなかった
- 4 資金が底をつく
- 5 収入減が無くなる(投資の失敗)
- 6 入金がなくなることへの不安
- 7 起業で散財
- まとめ
1 セミリタイアの幸福感が消えてしまう
セミリタイアした直後の幸福感が持続しなくて後悔するというパターンです。
これは私も身に覚えがあって、本当の事だと思います。
平日に町中を歩くことに多幸感を感じる一方で後ろめたさも感じていましたが、3か月もすれば単なる日常です。幸福感もない代わりに落ち着かなさもない。ただ、日常が続くだけ。でも、セミリタイア前に戻りたいとは思わない。今の方が幸せなのは覆らない。
にほんブログ村にもセミリタイアして数年経つブロガーさんが何人かいらっしゃいますが、前の生活に戻りたいと言っている人はあまり見かけないですね。
2 孤独と退屈に襲われる
これもものすごく身に覚えがあります……!
セミリタイア前後で生活のサイクルがほとんど変わっていないのにも関わず、もう会社員じゃないんだと思ったとたん強烈な孤独感に襲われていました。(所属意識がなくなるから?)
あと仕事が減ると急に手持ち無沙汰になります。環境が変わった直後なので当然と言えば当然ですが。
今はどうかというと全く孤独を感じていません。
ブログ更新したり、ネトゲにハマったり、フリーランスの仕事含めて新しく始めた活動に夢中で睡眠時間を削るほど忙しくしているので、そうなると孤独を感じている暇がないです。多分孤独になったり平気になったりを繰り返すんじゃないでしょうか。セミリタイアしていなくても時々は孤独を感じるものでしょうし、特別デメリットではないですね。
3 移住先の生活があわなかった
騒がしい都会を離れて空気の綺麗な田舎か海外でのんびりセミリタイア生活というのも夢のあるフレーズです。しかしながら、私も北海道や東北で暮らしていたことがあるのでわかりますが田舎の人間関係は都会のようにドライではないです。
人同士の距離が近すぎて、噂が回るのが恐ろしく早いんです。東京みたいにお店がたくさんあるわけじゃないので、休日に行くところと言えばイオンか駅前のデパートか……みたいな感じで人が集中して集まるので、いともたやすく知っている人に目撃されてしまうんですね。「昨日〇〇にいたでしょー。一緒にいた人誰?」とか聞かれることもしょっちゅうでした。以前、先祖代々からその土地に住んでいる人が多いような田舎出身の人がいたのですが、「結婚・離婚だけでなく、誰それが女(男)を家に連れてきていたとかまであっという間に近所中に知れ渡る」と言っていましたね。加えてセミリタイアのような新しい価値観へのなじみも薄いです。こういった人間関係や地域独特のローカルルールに辟易して移住失敗してしまう人はいると思います。
私は現在もセミリタイア前と同じ場所に住んでいますが、地方移住には興味があります。でも、できるだけ人口の多い地方都市か町中に住むようにしたいですね。
4 資金が底をつく
一般の人がセミリタイアの失敗で一番最初に思い浮かべるのがこれかもしれませんね。貯蓄だけで暮らしている人なら決められた生活費以上の散財をしてしまうケースもあるようです。
私の場合は、あらかじめセミリタイア後の資金額で暮らしながらシミュレーションしていたので、さほど不安を感じていません。突発的な事故や病気でお金がかかることもあるかもしれませんが、高額療養費制度を使えば自己負担は10万円以下になります。長引くような難病だった場合は大きくセミリタイア資金を減らしてしまうかもしれませんが、そうなったら諦めて元気になってから働いて取り戻します。逆に仕事のことを気にせずにまとまった資金がある状態で療養できるなら、その方がストレスもありませんしね。年金保険料をしっかり払っていれば、有事の時は障害年金のお世話になることもできます。
5 収入減が無くなる(投資の失敗)
投資で収入を得ていると資産運用の失敗などでセミリタイア資金が減ることがあるかもしれません。
私の現在の投資比率は5%にも満たないため値動きに踊らされることはありませんが、将来的には50%まで投資比率を上げることを考えています。インデックスによる長期投資なので長い目で見ればリスクは低いはずですが、いざ換金したい時に限って評価額が下がってしまっているということはあるかもしれません。
それを見越して個人年金を積み立てています。投資信託に比べて利率は大したことがないですが、元本保証なので万が一インデックス投資を取り崩したくないタイミングで65歳に突入してしまっても、10年くらいは生活が保たれる計算になっています。
6 入金がなくなることへの不安
聞くところによると会社員を辞めて毎月の決まった給与収入がなくなると、その不安に耐えられない場合があるようです。資産がいくらあろうとも、大抵の人は手元のお金が減る一方で増えることはないという状態に免疫がありません。
心境としてはよく理解できるのですが、私はその点についてあまり心配していません。なぜなら今までにも1~2年程度のニート経験をしているからです(笑)その時感じたことは「意外と貯金って減らないんだな」ってことで、資金が底をつく前にまた働けばいいだけでした。アルバイトやパートなどの非正規雇用が恥ずかしいと思うタイプの人は苦労するかもしれませんね。
7 起業で散財
このブログの読者層にはあまりいないかもしれませんが、サラリーマンが早期定年退職する時に長年の夢だった自分のお店を開いて起業するというのはわりとよくある話です。
パン屋とか蕎麦屋など趣味の延長のような起業なのかもしれませんが、張り切って高価な業務用設備や備品を取りそろえた結果、開業資金が1000万円以上になることも珍しくありません。しかしビジネスの3年後継続率は50%。いきなり今までと全く違う生活をしなければならないストレスもあって、慣れない生活に黒字になる前に挫折する人も多いようです。
私は今のところ店舗を構えた起業は予定していませんが、もし始めるとしても本当に向いているのかよその店舗の従業員として働きながら見定めたり、スモールスタートして軌道に乗ってきてから少しずつかけるお金を増やすかなと思います。1000万とまではいかなくても「これは未来への投資だ」と思っている時に人は散財しやすいですからね。理美容費しかり。教育費しかり。
まとめ
セミリタイアによる失敗を実際に経験する人もいるでしょうし、私自身絶対に失敗がないとは思っていません。けれども、それはセミリタイアじゃない人生であったとしても同じことです。リカバリ策は準備したうえで失敗したらその時はやり直せばいいんだという心持ちでいます。
以上、ヤモリでした。
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