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セミリタイア資金3500万円が貯まるまで㉑「自分の好きなものを一生好きでい続けたい」※思い切り予告と違うタイトルでごめんなさい!!

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ごきげんよう、おひとり様セミリタイア中のヤモリです。

この記事は私が借金270万円から始まって未経験でIT業界に転職し、15年で3500万円を貯めてセミリタイアするまでを連載形式で書いています。前回はIさんとアニメ映画を見たことで距離が縮まった矢先、Iさんは自分のSNSに魔法少女の画像を投下してしまい…というところまででした。その続きです。

初回:セミリタイア資金3500万円が貯まるまで①「マイナス270万円からのスタート」

前回:3500万円が貯まるまで⑳「Iさんと魔法少女」

 

 

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二度目の告白

その後も、Iさんと公園でバドミントンをしたり、通販で買ったという魔法少女のフィギュアにつられたりしながらデートを重ね、江の島?かどこかの海沿いの道でもう一度告白されました。

自分も30歳を過ぎたし、次に付き合う人とは結婚するつもりでいる。だから結婚を前提に真剣な付き合いをして欲しい

当初、彼とはあまり接点がなかったために遊びでちょっかいを出されているんだろうと思っていましたが、ここまで聞かされればつまみ食いでないことは私にも十分わかりました。

私は彼をドン引かせようと思ってアニメオタクメンタルヘルスをカミングアウトしたけれども、結局そのことを一番恥ずかしいと思っていたのは自分自身だという事にそろそろ気づかなければいけない時が近づいてきていました。

 

 

元カレにも言えなかったこと

もともと職場ではTさんというムードメーカーの女性がアニメを見ることを公言していたこともあって、そこにIさんという二人目も現れ職場でオタク趣味について隠さなければいけない空気感はなくなってきていました。それでも私がなかなか自分の趣味について話すことができずにいたのは、元カレとのことがあったからかもしれません。

元カレとは学生時代から新卒の頃にかけて通算8年ほど付き合っていました。彼には本当に大事にしてもらったし今も感謝しかない私にとってとても偉大な人ですが、それでも私がアニメを見ることは言えないでいました

彼に内緒でこっそり視聴していたところを目撃された際に、

え……そういうの見るんだ


明らかに曇った彼の表情を察知して、咄嗟に「なんとなく気になって再生してしまっただけ。別に見たかったわけじゃない」風を装ってしまった時から、この先も自分はこの趣味を隠しながら生きなければならないんだろうなと感じていました。

地元にいた時から共通の趣味を持つ友達以外には大っぴらにせず隠してきましたし、私の趣味を知る親からも言われたようにもう大人になる年なのだからいい加減子供っぽい趣味は卒業しなければならない。そう思ったこともありました。

 

 

実際に大学生になった私は一度はアニメを見ることもライトノベル(アニメキャラクター風の登場人物がでてくる小説)を読むことも辞めた時期がありました。代わりに月9とかのまわりからおかしく思われなさそうなドラマをみて一般人のように振舞っていました。地元に帰った時のオタク友達に「今はもうそういうの見てないから」と言ってアニメの話を拒否したことも。そうやって、社会に受け入れられる自分に作り替えていこうとしました。

でも、ある時たまたま手に取ってしまった『涼宮ハルヒの憂鬱』というライトノベルを読んで「卒業なんてない」と悟ったんです。

私の身体は頭のてっぺんからつま先まで全部この世界を愛していて、大人になったからといって知らんふりしながら生きていくことはできない。そう感じました。

 

なら、隠さなければ。

生きるためには、仕事をして給与をもらっていくためには社会の一員でなければならない。その間私は自分の趣味をひた隠しにしなければならない。

 

それを当然のこととして受け入れながらこれまで生きてきて、Iさんの自分を偽らない言動を半信半疑で見ていたんです。一挙手一投足が想定外で、緊張と不安をもって見ていたその生き方はいつしか強い憧れへと変わっていきました。

もう、Iさんとの交際を断る理由なんて一つも残っていませんでした。

私はとっくにIさんに惚れていたし、彼のそばにいられたら私もそんな生き方ができるんじゃないか。そう期待している自分がいました。

 

 

自分の好きなものを一生好きでい続けたい

このあと私はIさんとの交際をスタートさせますが、最初にお話ししたように1年足らずで破局を迎えます。今はいろいろあって元戦友のような友達づきあいをさせてもらっています。

もう一度やり直したいとは思わないし、別れたことを後悔したりもしていません。その時自分にできるベストを尽くしてそうなったならしょうがないと思っています。

ただこの時の私にはまだ自分で主体的に自分を変えていこうと思えるほどの強さはなくて、どちらかと言うと彼に変えてもらおうとしたことが別れの遠因だったと考えるとあるいは別の結末もあったのかもしれないなと思います。

いや、でも二人とも自己主張強いし、金銭感覚も違いすぎるから多分無理ですね😅

お互いに近づきすぎず遠すぎない今の距離感が一番合っているような気がします。

しかしながら「自分を偽らない人生を生きたい。好きなものを一生好きと言い続けられる生き方がしたい」、私の中に芽生えたその思いはより自由な人生を求めてセミリタイアという未来につながっていくことになります。

 

 

次回に続きます。

 

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セミリタイア生活 (今回でアニメネタ終わりです。お疲れ様でした

 

 

初回:セミリタイア資金3500万円が貯まるまで①「マイナス270万円からのスタート」

次回:3500万円が貯まるまで㉒「好きな仕事、嫌いな仕事」

 

久しぶりのあとがき

余談ですが、交際後にどうしても不思議でIさんに聞いてみたことがあります。

「最初、全然接点なんてなかったのによく告白する気になったね?」と言ったら「何を聞かれているのかわからない」みたいな顔になったので、

「ほら、4,5回くらいしか話したことなかったじゃない」と続けたら、

……十分でしょ?」と真顔で言われました。

あ、この人一回でも話したことがあればみんな友達って言っちゃうタイプの人か」ってようやく合点がいきました。

 

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