セミリタイア資産3500万円で月10万円生活するブログ

おひとり様女性がサイドFIREしてみた

3500万円が貯まるまで⑧「幸せな職場」

f:id:arafo-ohitorisama:20210803045818p:plain

ごきげんよう、おひとり様セミリタイア中のヤモリです。

この記事は私が借金270万円から始まって15年で3500万円を貯めてセミリタイアするまでを連載形式で書いています。前回は田舎から上京してきた無職が家賃3万円のアパートと派遣社員の肩書を手に入れたところまででした。その続きです。

初回:セミリタイア資金3500万円が貯まるまで①「マイナス270万円からのスタート」

前回: 3500万円が貯まるまで⑦「年収は下がったけど幸福度は上がった」

 

  PVアクセスランキング にほんブログ村

 

幸せな職場

当時の私の派遣先を一言で表すなら「キャイキャイ」してました。

マネジメントする社員を筆頭に20代の女性派遣社員を集めて新しく立ち上げられた社内向けのコールセンターで、ギスギスするような要素はほとんどありませんでした。

まず、インバウンドでかけてくるのも社内の方ですからクレームが発生しません。どちらかと言えば「ちょっと困っててさ~、ここに電話掛けたら助けてもらえるって聞いたんだけど今いい?」みたいな人が多かったです。私は一応前職での経験があったので最初の方は外部のお客様対応のような尊敬語なり謙譲語を使っていましたが、かなりフランクな話し方で対応している子が多かったです。むしろその方がちょっと打ち解けられることすらあるので、言葉遣いが失礼とかで怒られるような場面はありませんでしたね。

また、出世競争とも無縁でした。ほぼ全員がスターティングメンバーで電話応対業務が初めての人も多かったです。若い女の子たちはキラキラしたビルディングのキツくない職場で自由に働けていることに表向きは満足そうでしたし、30代くらいの人でも資格の勉強や他にやりたいことが別にあるという人が多く、良くも悪くもみんな派遣先の仕事に対してはドライで過不足がなければいいという認識です。「私が!」みたいな前のめりな人もいなければ、評価のために無駄な仕事が生まれるということもなく、平和そのものでした。

さぼっていた人がいたかどうかはわかりませんが、そもそも業務量も少なくて待機の時間が続くと雑談してても怒られなかったので気にする人はいなかったと思います。

何か解決できないような問題が起こればそれはすぐ隣の部署のITヘルプデスクにエスカレーションされました。

さしずめ、ちょっとした大学のサークルのような雰囲気です。

 

気の合う同僚

もちろん中には気の合わない人もおりましたが、おおむね楽しかった記憶として定着しています。もともと陰キャ陰気な性格の人の意味な私がこのキャイキャイした空間でわずかばかり(?)明るめの自分を演じるようなこともありましたが、気の合う同僚と出会えたことが大きな要因となっています。

私は二次元(漫画やアニメ)のオタクなのですが、おそらく彼女は三次元(実在している芸能人やアイドル)のオタクでした。

お互いジャンルが違うし、職場なのでそのものずばりのオタトークをしたことはないのですが、お互いに薄々相手が同類である兆候を感じとっていて(もしや……)(ひょっとして……)のように探りあっていて、ある時点で互いに確信したわけです(笑)。

 

ある日、社用パソコンのOSのアップデートが予定されていて、直後は問い合わせも増えるので事前に配布されるマニュアルを確認しながら彼女が言いました。

またアップデートあるんだね。そんなにしょっちゅうしてくれなくてもいいんだけどな~。アップデートの度に企業でもそれに対応する仕事がこうやって増えることを考えたら、ちょっと勿体ない気がする

私も手を止めて想像しました。

全部の企業でアップデートのたびに同じような仕事が生まれるってことだもんね。そう考えると結構な仕事量だし、マイクロソフトがアップデートの頻度を下げてくれるだけでいらない人件費が浮いてかなりのコストカットができ……る…………(何かに気づく)

そうだよ、その方が…………(何かに気づく)

「「ダ、メ!アップデートなくなっちゃダメ!」」

そう!アップデート大事! I LOVE アップデート!

I LOVE マイクロソフト!

「「これからもどんどんお願いします!(危うく自分で自分の首を絞めるところだった……)」」

 

……という感じでお互いに波長とか感性が似ていました(笑)。

 

 

もう一歩前進?兼務のお誘い

彼女と2人でする夜番は、あっという間に時間が過ぎていって楽しかったです。どちらから言うともなく、受電した問い合わせ内容を一方が復唱している間にもう一方が必要なことを調べたり、あるいは必要な物をそろえたりと協力して仕事を進めるようになっていました。

その連携が好意的なものに映ったのかもしれません。しばらくして派遣会社の担当経由で兼務を付けませんかと連絡がありました。

ヤモリさんと三次元さんの二人でヘルプデスクの業務を一部受け持ってほしいという話が来ているのですけど、興味ありますか?

受話器から時の声が上がりました。

 

続きます。

 

「面白い」「続きが気になる」と思った方はポチお願いします。

セミリタイア生活 (ブログを書くモチベが上がります)

 

  次回:3500万円が貯まるまで⑨「人生最大のやらかし。仕事で評価されたと思った矢先……」

 

 

おひとり様セミリタイア生活が知りたいなら、人気ブログランキングへ☆

にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ

にほんブログ村 ライフスタイルブログ おひとりさまへ

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 一人暮らしへ